サイエンスラボ α版(試作)ver1.1.0-alpha34 — 内容は未レビューです。間違いを見つけたら、お知らせください(はじめに・免責)。
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火花ギャップの回路(緩和発振) v0.1・未レビュー

抵抗を通してコンデンサを充電すると、電圧が上がっていきます。コンデンサに空気のギャップを並べておくと、電圧がギャップの破壊電圧に達した瞬間に、火花が飛んで、コンデンサが一気に放電します。火花が消えると、また充電が始まる。これを繰り返すのが緩和発振です。電圧・間隔・抵抗・容量を変えて、火花の間隔と、放電の中身(電流のピーク・継続時間)を見てください。

破壊電圧は、絶縁破壊と電場の集中(準備中)のページと同じ、一様な電場の式(パッシェンの法則)です。放電そのものの物理(電子雪崩・アークの電圧)は、簡単な仮定に置き換えています(下の「作り方」)。もとのページへ / コンデンサとコイル(準備中)

充電 → 火花 → 放電 → 消弧 — 回路: 直流電源 Vs ─ 充電抵抗 R ─ [コンデンサ C ∥ 空気のギャップ]

仮定(調整可):

動く図 — ギャップの断面・電場・火花・磁場(充電 → 火花 → 消弧 を、自動でスロー再生)

中央: ギャップの断面(上の電極と接地面)。色は、電場 E ÷ 破壊の目安 Eb(桃色の線が E = Eb。ここでの Eb は、パッシェンの式の Vb を間隔 d で割ったもの。既定の d = 3.02 mm で約 4.2 MV/m で、雷のページの目安「約 3 MV/m」とは別のものです)。白い線が電気力線(本数は電荷 ∝ |v| に比例して増え、矢印は電位の高いほうから低いほうへ)、灰色の細い線が等電位線。電圧が Vb に近づくと、電極のまわりの色が育ち、火花が飛ぶ。明るい線は火花の通り道(図示のためのイメージ。実際の経路・枝分かれは含みません)、水色の輪は電流のまわりの磁場(本数でなく濃さが B ∝ i/r)。左: 回路と、各部の値(電子の点は、その段階の最大の動きを 130 px とした目盛り)。充電は長く、放電は短いので、段階ごとに画面での時間を変えています(右上に、実時間と倍率を表示)。下の 2 つのグラフに、いまの時刻の印(白)が付きます。

コンデンサの電圧 v(長い時間のスケール)。琥珀: v。充電は指数関数(時定数 RC)で、Vb(桃色の破線)に達すると、火花で一気に放電(縦の線)。灰色の破線: 電源 Vs。振動する放電のあとは、逆の符号の電圧が残り、そこから充電が再開します(振動しない放電では、同じ符号のまま)。

最初の火花の放電(短い時間のスケール)。琥珀: コンデンサの電圧 v、水色: ギャップを流れる電流 i。電流が保持電流を下回ると、ギャップが開いて消えます(縦の破線)。

作り方・省略したこと

  • 動く図(sparkgap.js): 電場の色は、軸対称の静電場の数値解(laplace.js。絶縁破壊のページ(準備中)と同じ。球の鏡像法の解析解で検算済み)に、いまの電圧を掛けたもの。色の基準 Eb は、このモデルの破壊電界 Vb/d なので、一様な部分では E/Eb = v/Vb(v = Vb でちょうど 1)。電気力線の本数は、電荷 ∝ |v| に比例(ガウスの法則)。電極が針や球だと、先端の電場は一様な場合の何倍にもなるので、実際の破壊は先端でこのモデルの Vb より低い電圧から始まる(コロナ。絶縁破壊のページ(準備中))。このページのモデルの Vb は一様な電場の値で、図では電場の分布の違いだけを見ます。火花の通り道は、図示のためのイメージ(実際の経路・枝分かれ・ストリーマは含まない)。磁場の輪は、細い直線電流の近似 B = μ₀ i/(2π r)(検算した式。電流の分布・形は含まない)。時間の進め方は、充電(長い)と放電(短い)で、画面での時間を別々に設定(実時間の倍率を表示)。放電の波形は、上のグラフと同じ解析解。
  • モデル(自作の検算プログラム(非公開) で検算): 充電は RC の指数関数(解析解)。電圧が Vb に達すると、ギャップがスイッチのように閉じ、抵抗 Rarc と回路のインダクタンス L の直列で、コンデンサが放電します(直列 RLC の自由応答。コンデンサとコイル(準備中)と同じ式)。電流が保持電流 Ihold を下回ると、ギャップが開いて消えます。充電のあいだも放電のあいだも解析解なので、刻み幅の誤差はありません。独立な数値積分(RK4)と、消弧の時刻・残りの電圧が一致することを確かめています。
  • 残りの電圧が逆符号になる: L が小さく、Rarc が小さい(振動する)放電では、電流が 0 を横切る直前に消えるので、コンデンサは、ほぼ逆極性の電圧を残します(半周期ぶん振動した結果)。次の充電は、そこ(負)から始まるので、最初の火花より間隔が長くなります。Rarc が大きい(振動しない)放電では、逆極性にはなりません。
  • 仮定の値: Rarc(閉じたギャップの抵抗)と Ihold(消える電流)は、仮の値です。実際の放電では、火花の抵抗・アークの電圧は電流で変わり、消え方も電極の材質・気圧・湿度で変わります。この値を変えると、放電の継続時間とピーク電流が変わりますが、火花の間隔は、主に R・C・Vs・Vb で決まります。
  • 連続アーク: 電源から流れ込む電流 Vs/R が、保持電流 Ihold 以上だと、火花が消えず、連続するアークになります。このモデルでは、火花を 1 回で打ち切り、その旨を表示します。
  • 破壊電圧 Vb: 一様な電場(平行平板)の、パッシェンの式です(1 気圧)。定数(A = 15、B = 365、γ = 0.01)の出典は、出典・参考文献に書きました(二次資料で確認。式の最小値 305 V は、実測の最小値 327 V と一致しない)。針や球のように電場が不均一なギャップでは、破壊電圧は変わります(絶縁破壊と電場の集中(準備中))。破壊に必要な「遅れ時間」(統計的な遅れ・形成遅れ)は含みません(電圧が Vb に達した瞬間に破壊するとしています)。
  • 線路から火花ギャップへ送る場合(パルス形成線路・サージ)は、次の課題です(線の反射と、スイッチの閉じる瞬間)。

出典と確認の状況: このページは、Claude(Anthropic の AI)の支援で作っています(Powered by Claude)。回路の式は標準的な結果で、〔自作の計算〕(spark.js・lumped.js。自作の検算プログラム(非公開) で検算)。破壊電圧の定数は〔全文を読んだ〕二次資料で確認(出典・参考文献)。間違いがあれば、教えてください。凡例と全出典は出典・参考文献。